第53回定期演奏会

~ドイツ語文化圏Vol. 1 : 抒情の系譜~

ドイツ叙情詩を通じて私たちが感じる自然に対する「驚き」と「輝き」の心象風景を音楽の中に探るプログラム。
ドイツの叙情詩は単に人の感情を震わすだけでなく、世界がただ存在することの奇蹟とそれに対する驚きを、自然のなかの小さな事象に目を向けることを通して私達に気付かせてくれる。
ドイツ音楽の総ての要素が重層的にかさなりあった、ひとつのため息のように短い作品(三つの歌曲)や、言葉が意味を帯びる直前の生で野性的な発音を音楽化した作品(ロトファゴス)、そして、現在においても強い影響力を持つヘルダーリンの詩をもとにした作品(三つのテントス、景色)を、豊かな音楽性で数々の現代曲に輝きを吹き込むソプラノ歌手の太田真紀をゲストに迎えて演奏する。

佐藤紀雄

2015年5月23日(土)
15:30開場、16:00開演
東京オペラシティ・リサイタルホール

 

【前売】

一般:3,000円
大学生:2,000円
高校生以下:1,000円

【当日】

一般:3,500円
大学生:2,500円
高校生以下:1,500円
*就学前のお子様の同伴・ご来場はご遠慮下さい。
*当日は全券種500円増しとなります。
前売りでのご購入・ご予約をお薦めいたします。

 

【チケット取り扱い】
 東京オペラシティ・チケットセンター Tel:03-5353-9999

【お問い合わせ・ご予約】
 キーノート Tel:0422-44-1165

 

チラシ
ダウンロード
アンサンブル・ノマド 第53回定期演奏会チラシ
NOMAD_53.pdf
PDFファイル 9.2 MB

<プログラム>
F.シューベルト(1797~1828):ピアノ五重奏曲 イ長調Op.114, D.667「ます」(1819)
Franz Schubert: Klavierquintett A-Dur, Opus post.114, D.667"Forellen-Quintett"

A.ウェーベルン(1883~1945):3つの歌曲Op.18(1925)
Anton Webern: Drei Lieder fur Gesang, Klarinette und Gitarre, Op.18

H.W.ヘンツェ(1926~2012):3つのテントス(1958)
Hans Werner Henze: Drei Tentos

H.ホリガー(1939~ ):氷の花(1985/2006)
Heinz Holliger: Eisblumen

K.サーリアホ(1952~ ):景色(1996)
Kaija Saariaho: Die Aussicht

B.フラー(1954~ ):ロトファゴス I(2006)
Beat Furrer: Lotofagos I

D.ヤスカレヴィッチ(1965~ ):チャランゴ組曲(1999)
Diego Jascalevich: Charango Suite

<出演者>
木ノ脇道元(fl) 菊地秀夫(cl) 花田和加子(vn)
甲斐史子(va) 菊地知也(vc) 佐藤洋嗣(cb) 
稲垣 聡(pf) 宮本典子(perc) 佐藤紀雄(gt/cond)
<ゲスト>
太田真紀(sop) 大鹿由希(vn) 藤原歌花(va)
松本卓以(vc) D.ヤスカレヴィッチ(cha) アンサンブル小瑠璃(choir)

主催:アンサンブル・ノマド